みなさん!
旧共産圏といえばやっぱり『巨大モニュメント』ですよね(?)
国家の理想や革命の記憶、戦争の勝利、民族の誇り・アイデンティティなどを体現した巨大モニュメントたち。
今回はその中から独断と偏見でインパクトの強いやつをご紹介します。
母なる祖国像(1967年:ロシア ヴォルゴグラード )

とにかくデカい!高さ85mの巨大な女性像。ロシア語名だと『母なる祖国が呼んでいる』です。この像の立つ街『ヴォルゴグラード』の旧名は『スターリングラード』。第二次世界大戦でドイツと過酷な攻防戦を繰り広げたことで知られています。映画にもなっていますね。この像はその戦いの犠牲者を追悼するために建てられました。
ブズルジャ記念館(1981年:ブルガリア カザンラク)

ブルガリア共産党によって建設された記念館。まるでUFOのような見た目の建物。中には共産主義の歴史や指導者たちを描いた美しいモザイク画がありましたが、共産政権の崩壊とともに放棄され、現在は廃墟となっています。近年になって共産趣味や廃墟ファンなどから人気を集めています。(崩壊の危険があり、残念ながら中には入れません。)
ブズルジャ記念碑について、以前記事にしているのでもっと知りたい方はこちら。
▶ブルガリアに降り立つUFO
宇宙征服者のオベリスク(1964年:ロシア モスクワ)

モスクワの全ロシア博覧センター(ВДНХ)の近くに建てられた記念碑。
高さは107m。ソ連が人類初の人工衛星『スプートニク1号』の打ち上げに成功し、宇宙時代の幕開けを記念して建てられたものです。土台部分には宇宙開発にかかわる技術者や宇宙飛行士(宇宙犬もいます)のレリーフが刻まれていてかっこいいです。記念碑の下は宇宙飛行士記念博物館があります。
労働者とコルホーズの女性(1937:ロシア モスクワ )

こちらもモスクワの全ロシア博覧センターにある像。台座を含めると約60mの高さになります。もともとはパリ万博のソ連パビリオンの上を飾るために作られました。労働者の男性はハンマーを、集団農場で働く女性は鎌を掲げる、まさに社会主義のシンボルです。
ソ連の映画スタジオ『モスフィルム』(Мосфильм)のシンボルにもなってますね。ソ連映画を見るとよく最初に出てきます。
コザラ記念碑(1972年: ボスニア・ヘルツェゴビナ コザラ国立公園内)

ボスニア・ヘルツェゴビナのコザラ国立公園内にある記念碑。高さ34メートルの円柱の彫刻です。第二次世界大戦で犠牲になったパルチザンや市民を追悼して建てられました。
ボスニア・ヘルツェゴビナがまだユーゴスラビアの一部だった時代、カリスマ的指導者のチトー政権下で、ユーゴスラビアの各地にこのような『スポメニック(=記念碑)』がたくさん建てられましたが、後に発生するユーゴスラビア紛争によりその多くが破壊されてしまいました。
スポメニックについても詳しく記事にしていますので、もっと知りたい方はこちら
▶スポメニック ー バルカンにちりばめられた悲しきモニュメント
1300年記念碑(1981:ブルガリア シュメン)

ブルガリア建国1300年を記念して建設された彫刻。ブルガリアの歴代王や英雄の像やモザイク画が配置されています。高さは52メートル。ちなみに同じタイミングで、首都ソフィアには1300年を記念した『国立文化宮殿』が建設されました。この建物もデッカイです。
クロニクル・オブ・ジョージア(1985:ジョージア トビリシ)

高さ35メートルの柱で構成されたモニュメント。ジョージアの歴代王や英雄、聖人たちと、イエス・キリストの生涯が描かれています。そのスケールのデカさと壁画のようなレリーフは、まるで古代神話を彷彿とさせます。1985年に制作が開始されたものの、いまだ未完成となっています。
ジョージア母像(1958年:ジョージア トビリシ)
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トビリシの建都1500周年を記念して建てられた像。高さ20メートルの女性像です。右手には剣、左手にはワインの杯を持っています。これは『敵は迎え打ち、友は礼を持って歓迎する』というジョージア国民の精神性を表します。
アルメニア母像(1967年:アルメニア エレヴァン)

首都エレヴァンを見下ろす巨大な像。女性部分は22メートル、台座も含めると51メートルになります。もともとはソ連のスターリン像がここに建っていましたが、フルシチョフ政権のスターリン批判により1962年に撤去され、その後この母像に置き換えられました。
ということで今回は旧共産圏のデカすぎるモニュメントをご紹介しました。
デッカイ建造物って、外国感というか、異世界感があってドキドキしますよね!
でも実は・・・
茨城の牛久大仏の方がデカい。(120m)


