アルメニア南部シュニク地方にある『カラフンジ』は、『アルメニアのストーンヘンジ』とも呼ばれる古代の巨石遺跡です。
標高約1,700mの高原に、大小約200個の玄武岩の石が円形状に並び、その姿はイギリスのストーンヘンジを思わせます。
カラフンジがいつ作られたのかはまだ分かっておりませんが、紀元前3500年~5500年とも言われています。
特に注目されているのが、いくつかの石柱に開けられた小さな穴です。
200本ほどあるの石柱のうち、約80本には直径数cmほどの穴が開けられています。
『カラフンジ』の語源は『カラ=石』、『フンジ=声・音』、つまり『話す石』や『歌う石』を意味すると言われています。石に開けられた穴を風が吹き抜けるときに音がすることからそう言われている、という説があります。
研究者の一部は、これらが太陽や星の動きを観測するために使われた「古代の天文台」だったと考えており、世界最古級の天文遺跡とも紹介されることがあります。

一方で、実際の穴の用途については現在も議論が続いており、宗教的な儀式のため、家畜をつなぐため、後世に誰かが穴をあけただけ・・・などなど、さまざまな説があります。
古代の人々が何のために巨大な石を並べたのか、今も謎が残ります。
カラフンジはコーカサスの雄大な山々を背景に、古代の人々の宇宙観に触れられる神秘的なスポットです。

