軍事史好きのみなさま、お集まりくださいまし~!
前回ご紹介しました『ピンク戦車』が展示されている、チェコの首都プラハ郊外のレシャニー軍事技術博物館は、第1次世界大戦から現代までの戦車や陸上兵器が700点以上も所蔵されている、ヨーロッパ最大級の軍事博物館です。
博物館のみどころは、毎年8月の最終土曜日に開催される『戦車の日(Tank Day)』イベント。
各国の歴代戦車が実際に目の前を走る一大軍事ショー。
世界中の軍事史・戦車ファンが1万人以上集まるビッグイベントです。
昨年2025年は、終戦80周年を記念し、より一層の盛り上がりを見せました。
イベントの様子と一部の戦車をご紹介。
チェコ・スロヴァキア
Praga LT-38
1938年にチェコCKD社が開発した軽戦車。チェコがドイツに併合された後、ナチスドイツの正式戦車に採用さました。この戦車がなかったら電撃戦は成功していない とまで言われています。
ズザナ自走榴弾砲
1981年 スロヴァキア ZTS社開発の自走砲。大きいは正義。

T-72M4 CZ
ソ連T-72中戦車をチェコが近代化改修したものです。
ソ連
T34
言わずと知れた第2次世界大戦のソ連を代表する中戦車。第2次世界大戦中で最も多く生産された戦車です。

IS3
I (ヨシフ) S(スターリン)のイニシャルを持つ重戦車の第3号。
第2次世界大戦後に登場します。ひたすら防御面を重視した結果、ツチノコみたいに丸くて平べったくなりました。かわいいですね。

T55
冷戦時代を代表するソ連主力中戦車。東側諸国や中国でもライセンス生産され、『史上最も生産台数が多い戦車』と言われています。冷戦下のチェコ国内でも生産されていました。
アメリカ
M4 シャーマン
第2次世界大戦時のアメリカ主力中戦車です。
M60パットン
冷戦時のアメリカ主力中戦車。砲塔の上にくっついてるUFOみたいなやつ(キューポラ)がでっかくて、ザ・アメリカ戦車って感じですね。
ドイツ
V号パンター
ソ連T-34に苦戦したドイツが開発した中戦車。ティーガーと並びドイツの代表ともいえる戦車ですね。これまでドイツ戦車は四角いのが多かったのですが、ライバル国が採用していた『装甲に傾斜をつけて、相手の弾を逸らす』という防御戦略を取り入れました。
レオパルト1
戦後に西ドイツで開発された戦車。ヨーロッパのNATO加盟各国に輸出されました。
レオパルト2
レオパルト1の後継。1979年より運用が開始されました。現在チェコ軍で正式採用されています。
戦車を見るだけでなく、体験型のイベントも開催されます。
小銃の射撃場
レオパルトにみんなで乗ろうのコーナー
軍事史(特に陸)好きにはたまらないイベントです。
夏の終わりに最高の思い出を・・・!
ちなみにレシャニー軍事技術博物館の常設展は夏のみ開館しています。
6月:週末のみ開館 09:30-17:30
7月~8月:火曜~日曜開館 09:30-17:30
9月:週末のみ開館 09:30-17:30
入場無料

