ハンガリーのブダペストには銅像や彫刻がたくさん!
彫像の写真を撮ると、後で見返したときに旅行の思い出がいろいろ蘇りますよね!
今回はブダペストの彫像の一部をご紹介します。
自由の像

ブダペスト、ゲッレールト山の頂上にある像。
ソ連によるナチスからのハンガリー解放を記念して1947年に建てられました。
当初はソ連の英雄たちを称える碑文が書かれていましたが、1989年にハンガリーが社会主義から民主主義へ移行した後、碑文は『ハンガリーの独立、自由、そして繁栄のために命を捧げたすべての人々を偲んで』と書き換えられました。
リトルプリンセス

ドナウ川遊歩道の欄干に座る小さな像。1972年に彫刻家ラースロー・マートンによって作られました。
像のモデルは彼の娘。バスローブをマントに見立て、父マートンが新聞紙で作った王冠をかぶり、お姫様ごっこをして遊ぶ姿から着想を得たそうです。
ちなみに同じデザインの像がハンガリーから東京都に寄贈され、東京芸術劇場に展示されています。
ドナウ川岸の靴

第二次世界大戦中、ナチスドイツの支援を得てハンガリーを統治していた極右政党に虐殺された人々の追悼碑です。ユダヤ人をはじめとした3500人が、当時貴重だった靴を脱がされ、処刑されドナウ川に捨てられたという痛ましい歴史をもとに制作されました。
セーチェーニ鎖橋のライオン

『彫刻家がライオンの舌を作り忘れたため、国中で馬鹿にされ、恥ずかしさのあまりドナウ川に身投げした』という謎の伝説があります。後々、伝説は誤りで、舌はちゃんとあり、彫刻家も身投げしていないことが分かったそうです。
聖王イシュトバーン

『漁夫の砦』にある、ハンガリーの初代国王、アールパード朝イシュトバーン1世の像。
本名はヴァイク。キリスト教の洗礼を受けイシュトバーンとなり、ハンガリーのキリスト教化を推し進めました。

漁夫の砦にはほかにもアールパード朝時代の戦士の像なども並びます。
英雄広場のモニュメント

ブダペストの英雄広場にあるモニュメント。
中央の柱にはイシュトバーンの王冠と十字架を持つ大天使ガブリエル、
柱を囲むのはハンガリーの祖である遊牧民マジャール人7部族の族長たち。
そして左右にはハンガリー建国の王イシュトバーンからはじまり、14名の王や貴族、政治家の像が並びます。
2名ほど抜粋です。

ルーマニア出身の貴族 フニャディ・ヤーノシュ。オスマン帝国の侵略からハンガリー、もとい西欧キリスト教世界を守り、『ワラキアの白騎士』と呼ばれます。

19世紀、ハプスブルク家率いるオーストリア帝国からの独立革命を指導したコシュート・ラヨシュ。革命は失敗しハンガリーの独立は第1次世界大戦後まで果たされませんが、独立に貢献した英雄として称えられています。
スターリンの長靴

第2次世界大戦後にソ連の衛星国となったハンガリー。
スターリンの死後、ソ連のフルシチョフによるスターリン批判を受け、社会主義陣営各国の政治状態が混乱。ハンガリーでは反社会主義蜂起が発生します。ブダペストにあったスターリン像が破壊され、長靴だけが残されました。現在は社会主義時代の彫像を集めた博物館『メメント・パーク』に長靴だけになったスターリン像のレプリカが展示されています。
東西ヨーロッパの中間に位置するハンガリー。周囲の大国に翻弄された歴史が彫像たちからも読み取ることができ、いろいろと考えさせられますね。

