こんにちは!
前回、前々回と2回にわたってカザフスタンのみどころをダイジェストでお伝えしましたが、
今回はカザフスタン渡航のフル動画を作成いたしました!!
5日分の旅を動画に詰め込んだら40分の長尺になってしまいました・・・。
年末年始のおやすみなどにゆっくり見ていただけると嬉しいです。
ブログ記事では動画を回していないところも紹介します。
【1日目】
初日は深夜の便で、羽田空港から韓国 仁川空港へ飛びました。
仁川空港到着。まだ日が昇っていません。
日本みたいな景色だけどハングルなのがなんかパラレルワールド感ある。
朝食に空港のフードコートでキンパ。朝5時からオープンで助かりました。
韓国人らしき人たちはみんな辛そうなラーメンを食べていました。

韓国の記念にマグネットを購入。
さて、日も昇り、いよいよカザフスタンに出発です。

機内食
さて、初日は到着後すぐに会社訪問などがあり観光はできなかったので、いきなりですがホテルです。
宿泊したのは『The Ritz Carlton Almaty』

アルマトイで一番高い建物。窓から見える夜景がきれいでした。
【2日目】
アルマトイからカザフスタン西部、マンギスタウ州のアクタウへ飛びます。
カスピ海沿岸の観光地です。
3時間ほどでアクタウ空港に到着。国際空港ですが、地方の空港なのでこぢんまりしていました。茨城空港みたいな規模感。
最初に訪問したのは『Caspian Riviera Grand Palace Hotel』。
ホテルの地下にはなんとチョウザメの養殖施設があり、水槽からチョウザメがゆっくり泳ぐ様子を見ることができます。

施設ではガイドツアーを行っており、チョウザメに詳しいスタッフがたくさん説明してくれました。
チョウザメが100年以上生きる長寿種、雌雄同体(オスになったりメスになったりする)、キャビアの取り方、などなど・・・ここで一生分のチョウザメの知識が得られます。
そしてお昼はホテル内のレストランで。
アクタウ名物、チョウザメのベシュバルマクを食べました。
ベシュバルマクはカザフスタンの伝統料理。
馬の肉とほうとうのような太い麺を煮て作る料理ですが、アクタウではチョウザメを使います。
お昼を食べたらカスピ海沿岸の遊歩道『ロックトレイル』を散策
この日のホテルは『RIXOS Water World Aktau』
アクタウ郊外にあるリゾートホテルです。遊園地やスパ施設が一緒になっており、家族連れでのんびり楽しめるコンセプトのホテルでした。
冬は近くの湖にフラミンゴが飛来するらしいです。

【3日目】
四駆に乗ってマンギスタウ州の目玉スポット、火星の景色が見れるという『キジルクップ』『ボスジラ』に出発です。
キジルクップまでは4時間ほど。だだっ広い荒野を進みます。
途中で『ジャナオゼン』の街で休憩をはさみました。
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ジャナオゼンは石油採掘の街。郊外に出ると、石油の採掘機がたくさん並ぶ荒野をみることができます。
ジャナオゼンから2時間、オフロードもはしりつつ、キジルクップに到着。
鉄を含んだ赤い層と、石灰の白い層などが交互に重なり、その見た目から『ティラミス』と呼ばれます。どこまでも続く地層の丘。観光客もほとんどおらず、無音の不思議な世界でした。
欧米からと思わしき観光客が丘の向こうから歩いてきたのですが、顔も知らない私にハロ~と挨拶してくれました。山だとすれ違う時に挨拶するの、世界共通なんですね。
これはキジルクップから30分ほど、カザフスタンの天然記念物『ボクトゥ』。カザフスタンの通貨の1000テンゲ札にも描かれます。
ここでお昼休憩。ジャナオゼンのカフェで調達したプロフをいただきます。うまい!
昼食後さらに1時間ほど走り、
ついに火星の景色、『ボスジラ』に到着です。
たしかに地球とは思えない、別の惑星にいるような景色です。圧倒されます。
写真だと迫力が伝わりづらいのが悔しい。遠近感がおかしくなるくらいのサイズ感です。
ボスジラには何か所か絶景ポイントがあり、それぞれに名前がついています。
先ほどのが 『火星のパノラマ』、そして次が『竜の背骨』。
そして『牙』
展望スポットから別のスポットへの移動だけで1,2時間当たり前にかかるほど広いボスジラ。それでもそれぞれ違った景色が見えるので、訪れた際はぜひ周ってほしいです。
3日目はこのままアクタウ空港から、深夜の便でアルマトイへ戻りました。
【4日目】
この日はアルマトイ市内を観光しました。
紅葉真っ盛りの10月のアルマトイ。
まずはアルマトイのはずれにある、『シムブラク スキーリゾート』。
アルマトイはウィンタースポーツの聖地(知らなかった)。冬は欧米からのスキー客でにぎわうそうです。
ロープウェイにのって山へ登ります。
ずっと晴れが続いていた旅でしたがこの日はあいにくの曇り。
晴れていれば綺麗な山が見渡せるそうです。
スキーリゾートでランチ。鶏肉がやわらかくておいしかった。

レストランでかわいいマグネットが売っていたので買ってしまった。
700円くらいで思ったより高かった。けどかわいい。ポストカードはおまけ。
午後は山を下ってアルマトイ市内観光。
28人のパンフィロフ戦士公園
第二次世界大戦時、カザフスタンをはじめとした中央アジアから出征し、モスクワ防衛のために果敢に戦った兵士たちへの慰霊碑です。像が手を広げて守る後ろにはクレムリンの壁があります。
ゼンコフ教会

公園内にあるロシア正教の教会。1904年に建てられた、釘を使わない木造教会です。
1911年にアルマトイで大地震が起き、街は甚大な被害が発生する中で、この教会は立ち続けたことから有名になりました。
グリーンバザール
アルマトイで一番大きな市場。地元の人の買い物はもちろん、観光客にも人気のスポット。
食品のほか、マグネットやぬいぐるみなどのお土産もたくさん売っています。
安く買うならここです。(お土産の大半は工場で大量生産のやつだと思いますが・・・ばらまきにはぴったりです。)
バザールのすぐ近くには、カザフスタンで一番有名なチョコレートメーカー『ラハット』の工場があり、直営店でチョコを買うこともできます。
この日のホテルは『Swissotel Wellness Resort Alatau Almaty』
もともとソ連共産党のエリートのための保養所(サナトリウム)を改装したホテル。
ホテルには美容・アンチエイジングを目的としたスパ、医療施設が併設されており、
専門スタッフがついてオーダーメイドで医療プログラムを行ってくれます。



ちなみにソ連崩壊後、長い間放置されていたことから、地元では「幽霊が出る」と噂があったとか。そう言われて『シャイニング』みたいなホテルを想像してしいましたが、中は全然きれいでモダンで、幽霊は出そうにありませんでした。
【5日目】
最終日です。この日はアルマトイ郊外の目玉観光地『コルサイ湖』と『チャリンキャニオン』を見に行きました。
アルマトイ郊外とはいえ、車で3時間ほどの距離。なかなかの道のりです。
放牧されている家畜たち。
家畜は資産です。羊は1匹数万、ラクダは数百万するとか。
放牧されてて盗まれたりしないのかな?と思いましたが、GPSが埋め込まれているんだそう。
途中で見たブラックキャニオン
山を抜け、荒野を抜け、コルサイ湖に到着です。
湖は周辺に3つあり、北海道にある『青い池』のような湖もあるのですが、残念ながら時間がなかったため今日はコルサイ湖だけ。
近くのゲストハウスで昼食


ボルシチ。家庭料理感があっておいしかった。
また1時間ほど走り、チャリンキャニオンに到着です。
『カザフスタンのグランドキャニオン』とも呼ばれる、アルマトイの目玉観光地です。
渓谷の間を2kmほど散策することができます。
鷲みたいな岩
散策路の終点にはチャリン川が流れます。
ずっと赤い巨岩を見てきたと思ったら、突然水場と木々が現れ新鮮です。

帰りはソ連製のトラックUAZに乗って渓谷の入口まで戻ることができます。
オープンカーなので迫力満点ですよ。
チャリンキャニオンにはビジターセンターがあり、宿泊もできます。
お土産屋。アルマトイの目玉観光地だけあって、かなり整備されいました。
お土産のお値段も結構しました。マグネットが1000円、Tシャツで5000円くらい。でもオリジナル感のあるお土産だったので買ってしまいました。。。
ビジターセンターで最後の食事。ジャンクフードじゃないタイプのハンバーガー。

このあとまた3時間かけてアルマトイ空港へ移動し、韓国経由で帰国しました。
5日間、機内泊などもありかなりハードでしたが、カザフスタンの魅力を沢山見ることができる旅でした。
市内や観光地は開発が進んでおり、小さなお店でもカード決済ができたり、トイレもきれいで、旅をするのに何の心配もいらないなと感じました。
大迫力の自然を見ることができるカザフスタン。
来年3月からは成田ーアルマトイの直行便が就航予定。
ぜひぜひ旅行してみてはいかがでしょうか。
おまけ
韓国のトランジットが6時間ほどあったので、せっかくなので入国してお昼ご飯。
仁川空港から電車で10分ほどの『雲西(ウンセオ)』でサムギョプサルを食べました。
まだ帰国していないとはいえ、見慣れた食事に少しホッとしました。
