ジョージアはモニュメント大国!
今回はジョージアにあるモニュメントをご紹介します。

首都トビリシのケニの丘の上にあるモニュメント。『クロニクル・オブ・ジョージア』
1985年に建設が開始され、ソ連崩壊とともにプロジェクトが止まり、現在まで未完成となっています。
約35mの16本の大きな柱で構成されたモニュメント。ソ連特有のスケール感です。
それぞれの柱には、ジョージアの歴史が描かれています。一見すると古代遺跡のような見た目です。

ディドゴリの戦い記念碑
12世紀初頭、ジョージア王ダヴィド4世が、セルジューク朝トルコとの戦いに勝利した場所。1990年代初頭にモニュメントが建てられました。いくつもの大きな直剣が丘に突き刺さっています。ボス戦のフィールドっぽい。

剣のモニュメントのほかに、角笛を吹く兵士などもいます。ファンタジー感あふれるモニュメントです。

アリとニノの像
黒海リゾート、バトゥミの沿岸にあるモニュメント。よくSNSで流れてくるやつ。
高さ8メートルの男女『アリ』と『ニノ』の像がゆっくりと動き、交差しながら、やがて一つになります。アリとニノはアゼルバイジャンの国民的小説の登場人物。アゼルバイジャン人でイスラム教徒のアリと、ジョージア人でキリスト教徒のニノの恋を描いています。

アルファベットタワー(ジョージアアルファベット記念碑)
おなじくバトゥミにある高さ130メートルの建物。DNAを表す二重らせん構造に、ジョージアのアルファベットが刻まれます。頂上の球体部分にはレストランがあり、街と黒海の景色を見ながら食事ができます。

ジョージアの母
トビリシ1500周年を祝い1958年にトビリシのソロラキ丘に建てられたモニュメント。高さ20メートルの民族衣装を纏った女性像。ジョージアの国民性を表し、左手には友を迎えるためのワイン、右手には敵を迎え打つための剣を持っています。

自由広場の聖ゲオルギオス
トビリシの中心にある広場。ソ連時代にはレーニン像が建てられていましたが、ソ連崩壊とともに撤去。2006年には、キリスト教の聖人『竜殺しのゲオルギオス』のモニュメントが建てられました。ゲオルギオスはジョージアやロシアの守護聖人となっています。

メーデイアの像
バトゥミのヨーロッパ広場に建つ像。メーデイアはギリシア神話に登場する、コルキス(現ジョージア西部)の王女。秘宝・金羊毛を求めて冒険した船団『アルゴナウタイ』を導き、金羊毛の獲得に貢献します。

コルキスの噴水
ジョージア西部の街クタイシのランドマーク。噴水には金で装飾された動物たちが並びます。
かつてコルキス王国があった場所から出土した動物たち像や宝飾品の形をモチーフとしています。

トビリシにある『タマダ』の像。
タマダはジョージアの宴会や結婚式における司会進行役のこと。乾杯のあいさつを執り行います。一見すると平日の昼間から道端で飲んでるオジサンですが、実はこの像、古代コルキスの発掘調査で見つかった紀元前7世紀のブロンズ像をモデルにしています。タマダの歴史の長さを物語る重要な像なんです。

あっ・・・
こちらの紹介はまた次の機会に!